2022年度
授業科目名 | 社会貢献論 | ||
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担当者 | 長妻 三佐雄 | ||
開講時期 | 後期 | 単位 | 2 |
サブタイトル | |||||||||||||||
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社会貢献の魅力について考えよう | |||||||||||||||
科目の概要 | |||||||||||||||
「世のため、人のため」を志す、さまざまな社会貢献活動の流れを歴史的にたどり、企業や市民など民間の公益活動の社会的意義を明らかにする。また自然環境保護、福祉、学術・教育支援、芸術・文化の振興、国際交流など今日の民間公益活動の具体的な事例に学びながら、その役割を考察する。歴史的に、商人や企業家が果たした先駆的な役割や活動の特色を紹介し、これからの社会における企業の文化・社会活動を通じた社会貢献、さらに地域社会への貢献活動などについて説明する。 | |||||||||||||||
授業の進め方 | |||||||||||||||
古くから多くの人たちが自分たちの職業を通して、また職業以外の場所で国や社会のために尽力してきました。社会貢献という言葉がなかったころから、世の中の役に立つ営みを行ってきた商人や企業家たちの姿を紹介します。歴史的に考えるとともに、現代社会における社会貢献についても、皆さんと一緒に考えていきます。 | |||||||||||||||
授業の到達目標 | |||||||||||||||
①わが国の民間社会貢献活動の流れを修得する。
②現代企業のさまざまなCSR・社会貢献活動や文化・社会活動に関心と興味を持つ。 ③地域社会への貢献などの具体例を学び、身近な問題として「社会貢献」を捉え、問題意識を持つ。 |
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授業計画 | |||||||||||||||
【後 期】
1 さまざまな形の社会貢献活動
2 地域住民による社会貢献活動の歴史
3 地域住民による社会貢献活動の事例
4 日本における社会貢献活動の源流(宗教家と商人)
5 近世商人の文化・社会貢献活動
6 近世商人の社会貢献の哲学…大坂の商人を中心に
7 近世商人の社会貢献の哲学…近江商人を中心に
8 近代企業家の登場と民間公益活動
9 近代企業家の公益思想…渋沢栄一とその周辺
10 近代企業家の公益思想…関西の実業家を中心に
11 現代企業の社会貢献活動
12 現代企業の芸術・文化支援コミュニティ財団などの支援団体の役割
13 着地型観光に見る行政・地域住民・企業の連携
14 災害時における社会貢献活動
15 これからの社会と民間社会貢献活動の役割
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成績評価基準 | |||||||||||||||
①市民や企業による民間の社会貢献活動の具体例を挙げて、その特色を説明できるか。
②日本における民間公益活動の伝統・特徴を習得しているか。 ③現代社会における民間社会貢献活動の意義と役割を理解しているか。 ④民間の社会貢献を活発にする制度や社会環境に問題意識を持つ。 |
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定期試験 | |||||||||||||||
学年末定期試験:なし | |||||||||||||||
成績評価方法 | |||||||||||||||
①授業での小テスト(50%)
毎回の授業において、とりあげたテーマ・事例の理解度を小テストにより確認する。 ②授業期間内に行なうレポート(50%) 民間による社会貢献活動の具体的事例を評価し、よりよい社会を築くための社会貢献活動の意義と役割を理解しているか確認する。 |
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教材 | |||||||||||||||
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準備学習(予習・復習)等 | |||||||||||||||
献血から災害支援まで困った人を助けたり、また芸術・文化を通じて社会を明るくする活動などに日頃から関心を持って、新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどのメディアを通じて予習しておくこと。
毎回のテーマとなる教科書の該当部分と、配付する資料・自分で取ったノートをもとに、授業でとりあげた具体的な事例を中心に復習すること。 参考文献や社会貢献に関する書籍を読んで、理解を深めること。 |
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受講における注意点 | |||||||||||||||
教科書と、毎回配付する資料を整理して授業に持参すること。 |