シラバス照会 照会
2023年度
授業科目名 経営学概論Ⅰ
担当者 大平 剛士
開講時期 前期 単位 2
サブタイトル
企業について理解しよう
科目の概要
「企業ってなんだろう?」「企業ってどういう仕組みで成り立っているの?」「企業は誰のものなの?」「企業ってどんな活動を行っているの?」など、われわれの生活と密接な関係をもつ「企業」について学びます。 今やわたしたちの生活は企業なしでは考えられません。たとえば、みなさんのお小遣いが減らされるのは、ひょっとすると家族が勤めている会社の業績が落ち込んだからかもしれません。あるいは、みなさんが日常何気なく利用している製品やサービスを思い浮かべてください。それらを製造・販売しているのは企業ではありませんか?この講義では、経営学を本格的に勉強する第一段階として、まずは「企業」について正しく理解していきます。
授業の進め方
「企業」といっても、その種類や成り立ち、活動など多岐にわたっています。さらに企業の規模が大きくなるにつれて、企業は誰のものか、企業の社会とのかかわり、といった重要なトピックも考えざるをえません。この講義は「企業」について体系的に学習していきます(詳しくは授業計画を参照してください)。また、最近の事例や新聞記事などアップ・トゥ・デートなトピックを適宜紹介していきながら講義を進めていきます。
授業の到達目標
・企業についての基礎的な概念(企業の種類や仕組み、その成り立ち等)を理解し、かつ説明できる。
・習得した概念や考え方を実践(事例)において理解できる。
・現代社会の様々な出来事について、経営学の視点から問題意識をもつことができる。
授業計画
【前 期】
1 われわれの生活と経営
2 誰が何を経営しているのか
3 会社の種類とその特徴
4 株式会社の仕組みと特徴
5 株式会社の運営方法
6 企業の所有と経営の分離
7 企業の所有と支配の分離
8 コーポレート・ガバナンス(1)―現代企業の統治機構―
9 コーポレート・ガバナンス(2)―企業はいったい誰のものか―
10 企業の社会的責任
11 企業の目的とその活動
12 企業の費用構造と収益性の確保
13 企業の資金調達
14 21世紀における企業とは
15 総括

成績評価基準
・企業に関する基礎的知識(専門用語を含む)や基礎概念を正しく理解できているか。
・理解した内容を論理的に説明でき、かつ正しく記述できているか。
・習得した概念や考え方を実践(事例)において理解できているか。
定期試験
前期定期試験:あり
成績評価方法
前期定期試験70%、小テストやレポート等30%で評価する。
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
参考文献 片岡信之他編著 はじめて学ぶ人のための経営学入門[バージョン2](セメスターテキストシリーズ1) 文眞堂 2018
参考文献 三戸浩・池内秀己・勝部伸夫 『企業論 第3版』 有斐閣 2011
参考文献 加護野忠男・吉村典久 『1からの経営学 第2版』 碩学舎 2012
参考文献 斎藤毅憲編著 『経営学を楽しく学ぶ 第3版』 中央経済社 2012
参考文献 金原達夫 『やさしい経営学 第3版』 文眞堂 2013
参考文献 藤田誠 経営学入門 中央経済社 2015
その他 経営学史学会編 『経営学史事典 第2版』 文眞堂 2012
その他 大橋昭一監修 『最新基本経営学用語辞典』 同文館 2015
テキストは使用しません。manabaで授業資料を配布します。
準備学習(予習・復習)等
・講義の前にはテキスト等で予習をし、講義で理解できなかった事は必ずその日の内に復習しておいてください。
・最新の経済・経営現象の動静について把握しておいてください。
受講における注意点
・授業資料等は紙で配布しません。manabaに掲載している授業資料を携帯等で見る、あるいは自分で印刷して持参するなどで対応してください。
・座席指定を行う可能性があります。
・マスクの着用や私語をしないことなどの大学が定めた新型コロナ方針を守りましょう。
・十分な換気を行うため、暑い場合や寒い場合の両方に対応できるように、上着等で調節してください。