シラバス照会 照会
2023年度
授業科目名 管理会計論Ⅰ
担当者 坂手 啓介
開講時期 前期 単位 2
サブタイトル
企業経営に必要な基本的な管理会計を学ぶ
科目の概要
管理会計は経営管理者の経営活動を支援するための会計情報システムです。近年は企業間競争も激しくなっており、管理会計の諸概念や諸技法を理解することは経営者だけでなく、企業のすべての階層に属する従業員にとって重要になっていると考えられます。また、実務の管理会計に対する要請も時代によって変化してきています。この講義では伝統的に経営管理を支援してきた基本的な管理会計についての概念や技法についてわかりやすく説明します。
授業の進め方
この講義では、意思決定や業績評価など、企業経営に必要な伝統的な会計情報について毎回テーマを決めて、基本的な知識や概念を説明します。また、様々な事例を通じて、実際にどのように会計情報を生成し、意思決定を行うかについて数値例を用いて説明します。
授業の到達目標
①企業経営に必要な基本的な会計情報がどのようなものであるか理解できる。
②企業経営に必要な基本的な会計情報の計算方法について理解できる。
③企業経営に必要な基本的な会計情報をもとにどのように意思決定すべきかを理解できる。
授業計画
【前 期】
1 管理会計の意義 
2 管理会計の体系
3 財務諸表分析① 自社の財政状態および経営成績の見方について解説する
4 財務諸表分析② 自社分析のための経営分析指標について解説する 5 原価の意義と分類
5 原価の意義と分類
6 個別原価計算の概要と製造直接費計算
7 個別原価計算の概要と製造間接費計算および部門別計算
8 単純総合原価計算
9 等級別、組別の総合原価計算
10 直接原価計算
11 コスト・ビヘイビア、CVP分析
12 CVP図表、目標利益の分析、経営レバレッジ
13 予算管理の概要、予算の種類
14 総合予算の編成
15 前期範囲の総括

成績評価基準
①企業経営に必要な基本的な会計情報がどのようなものであるか理解できているかどうか。
②企業経営に必要な基本的な会計情報の計算方法について理解できているかどうか。
③企業経営に必要な基本的な会計情報をもとにどのように意思決定すべきかを理解できているかどうか。
定期試験
前期定期試験:あり
成績評価方法
①毎回の授業終了後にmanabaで出題される小テスト(60%)
②前期定期試験(40%)
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
参考文献 宮本寛爾・小菅正伸編著 管理会計概論 中央経済社 2006
教材は適宜配付します。
準備学習(予習・復習)等
管理会計を学ぶ上で、簿記論・財務諸表の基礎や工業簿記論Ⅰ・Ⅱの単位を修得していることが望ましい。また、原価計算論Ⅰ・Ⅱを同時に履修することが望ましい。
受講における注意点
manabaで出題される小テストに関しては、授業に出席した学生のみに評点が加算されます。そのため、授業にはしっかり出席してください。