シラバス照会 照会
2023年度
授業科目名 ゼミナールⅡ
担当者 大平 剛士
開講時期 通年 単位 4
サブタイトル
組織で働くひとの心理データの分析に向けた統計学の基礎を学ぶ
科目の概要
組織で働くひとの心理データを分析するために、基礎的な統計学の知識を学習します。特に度数分布表、ヒストグラム、代表値(平均値・中央値・最頻値)、四分位数、箱ひげ図、分散、標準偏差、偏差値といったデータの特徴や、散布図、共分散、相関係数といったデータの関係を把握する方法を座学で学びます。また、実際の心理データをパソコンのエクセルを用いて分析します。データ分析の基礎を身に付けることで、将来のビジネスにおいても、客観的な数量データを用いた問題解決に活用することができます。
授業の進め方
データの特徴や関係を把握する統計学の基礎知識について、テキストを解説して練習問題を解く座学の形式で学びます。また、実際の心理データをパソコンのエクセルを用いながら分析する演習も行います。後期の最後はみなさん自身で心理データの分析を行い、分析結果を発表します。
授業の到達目標
1 データ分析に必要な基礎的な統計学の知識を習得する。
2 パソコンのエクセルを用いた心理データの分析に取り組む。
授業計画
【前 期】
1 ゼミナールⅡの前期の概要
2 自己紹介
3 基礎的な統計学の学習① 統計とは
4 基礎的な統計学の学習② グラフの見方
5 基礎的な統計学の学習③ データとは
6 心理データの分析① データからグラフを作成する
7 基礎的な統計学の学習④ 度数分布表
8 基礎的な統計学の学習⑤ ヒストグラム
9 基礎的な統計学の学習⑥ 代表値(平均値・中央値・最頻値)
10 基礎的な統計学の学習⑦ 四分位数と箱ひげ図
11 前半の振り返り
12 心理データの分析② データの特徴を把握する
13 前期の最終課題への取り組み①
14 前期の最終課題への取り組み②
15 前期の最終課題への取り組み③

【後 期】
1 ゼミナールⅡの後期の概要
2 前期の振り返り
3 基礎的な統計学の学習⑧ 分散
4 基礎的な統計学の学習⑨ 標準偏差
5 基礎的な統計学の学習⑩ 偏差値
6 後期の前半の振り返り
7 基礎的な統計学の学習⑪ 散布図と相関、共分散
8 基礎的な統計学の学習⑫ 相関係数
9 基礎的な統計学の学習⑬ 相関関係と因果関係
10 後期の振り返り
11 心理データの分析③ データを加工する
12 心理データの分析と発表準備①
13 心理データの分析と発表準備②
14 心理データの分析と発表準備③・分析結果の発表①
15 心理データの分析結果の発表②

※スケジュールは進捗状況や新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえて、適宜変更予定です。

なお、就業力育成支援の取り組みとして、
【前 期】
第1週 S-Log(学生成長記録)の取組《目標・計画》
第12週 学生成長サポート調査:S-CheckⅡ

【後 期】
第1週 学生成長サポート調査:S-CheckⅡの結果返却・S-WorkⅡ-1の取組
第10週 S-WorkⅡ-2就業意識を高める取組「自己アピールレポートを書こう!」
第12週 S-Log(学生成長記録)の取組《実行・評価・改善》
を予定しています。
成績評価基準
1 データ分析に必要な基礎的な統計学の知識を習得している。
2 エクセルを用いて心理データの特徴や関係を分析できる。
定期試験
 前期定期試験:なし
学年末定期試験:なし
成績評価方法
・授業への参加度合い(遅刻・早退・欠席、受講態度、発言など) 50%
・宿題の提出、分析結果の発表 50%
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
テキスト 須藤昭義・中西寛子 書き込み式統計学入門-スキマ時間で統計エクササイズ 東京図書 2019
テキストは必ず前期の第7回目の授業までに購入してください。
準備学習(予習・復習)等
テキストの予習・復習やパソコンのエクセルを用いたデータ分析の宿題があります。
受講における注意点
・授業以外でも上記の自主的な準備学習の時間が必要になります。そのような時間を十分確保できない方は、履修を避けてください。また、できる限り、自分専用のパソコンを自宅に用意してください。
・毎回、テキストとノート(あるいはルーズリーフ)を持参してください。
・数学の苦手な方でも意欲があれば、もちろん受講可能ですが、最低限、中学の数学の知識は必要になります。もし数学に自信のない場合は、中学の数学を復習しておいてください。
・宿題の未提出や分析結果の未発表、遅刻・早退・欠席、他のゼミ生に迷惑をかけてしまうような受講態度は減点(あるいは不合格)になります。