シラバス照会 照会
2023年度
授業科目名 ゼミナールⅣ
担当者 大平 剛士
開講時期 通年 単位 4
サブタイトル
統計分析を用いた2万字の卒業論文を執筆する
科目の概要
基礎的な統計学の知識を活用しながら、組織で働くひとの心理データの統計分析を実施した2万字の卒業論文を執筆します。組織で働くひとに関する様々な問題の中から、1つの問題に着目し、その問題に関する現状や先行研究を整理します。また、心理データの分析を実施し、問題の原因を探索します。そして、分析結果を踏まえて、問題解決に向けた提案を検討します。卒業論文の作成を通じて、4年間の大学での学びの成果を発揮するだけにとどまらず、卒業後のキャリアにおいて、数量データを活用した問題解決を実践できることを目指します。
授業の進め方
前期では、各自の関心にもとづいて、組織で働くひとに関する問題を1つ選びます。そして、統計資料や先行研究等を調べて、その問題の現状などを把握します。同時に、問題の原因を探ることができるデータを検討し、入手します。後期では、入手した心理データを分析し、分析結果をもとに問題の原因を考察しながら、問題の解決に向けた具体的な提案を検討します。最後は卒業論文を執筆し、その内容を発表します。
授業の到達目標
1 組織で働くひとの心理データを用いて、統計分析を実施する。
2 適切な論文構成や文章表現を用いながら、2万字の卒業論文を執筆する。
3 組織で働くひとの問題に対する解決策を提示する。
授業計画
【前 期】
1 ゼミナールⅣの前期の概要
2 取り上げる問題の検討①
3 取り上げる問題の検討②
4 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討①
5 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討②
6 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討③
7 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討④
8 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討⑤
9 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討⑥
10 問題の現状や原因の把握と分析データ・方法の検討⑦
11 論文の問題意識と先行研究、研究方法の整理①
12 論文の問題意識と先行研究、研究方法の整理②
13 論文の問題意識と先行研究、研究方法の整理③
14 中間報告①
15 中間報告②

【後 期】
1 ゼミナールⅣの後期の概要、進捗状況の確認
2 心理データの分析①
3 心理データの分析②
4 心理データの分析③
5 心理データの分析結果の整理①
6 心理データの分析結果の整理②
7 分析結果の考察①
8 分析結果の考察②
9 考察を踏まえた問題解決案の検討①
10 考察を踏まえた問題解決案の検討②
11 卒業論文の提出準備①
12 卒業論文の提出準備②
13 卒業論文の提出準備③
14 卒業論文の発表①
15 卒業論文の発表②

※授業の内容やスケジュールは、履修人数や進捗状況、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえて、適宜変更予定です。

なお、就業力育成支援の取り組みとして、
【前 期】
第1週 S-Log(学生成長記録)の取組《目標・計画》

【後 期】
第12週 S-Log(学生成長記録)の取組《実行・評価・改善》
を予定しています。
成績評価基準
1 組織で働くひとの心理データの統計分析が的確に行われている。
2 適切な論文構成や文章表現で卒業論文を執筆している。
3 組織で働くひとの問題に対して有効な解決策を提示している。
定期試験
 前期定期試験:なし
学年末定期試験:なし
成績評価方法
・授業への参加度合い(遅刻・早退・欠席、受講態度、発言など) 30%
・卒業論文(2万字)の完成 70%
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
テキスト 桑田てるみ(編) 学生のレポート・論文作成トレーニング 改訂版 実教出版 2015
テキスト 須藤昭義・中西寛子 書き込み式統計学入門-スキマ時間で統計エクササイズ 東京図書 2019
上記のテキスト2冊は必ず前期の第2回目の授業までに購入してください。
ゼミナールⅢで「須藤昭義・中西寛子(2019)『書き込み式統計学入門-スキマ時間で統計エクササイズ』東京図書」を購入済みの方はゼミナールⅣで改めて購入する必要はありません(ゼミナールⅢの時に使用したテキストを持参してください)。
準備学習(予習・復習)等
・図書館やインターネット等で統計資料や先行研究を調べることや、エクセルで心理データを分析すること、ワードやパワーポイントで卒業論文を執筆・発表準備することが必要となります。
受講における注意点
・授業以外でも上記の自主的な準備学習の時間が必要になります。そのような時間を十分確保できない方は履修を避けてください。また、できる限り、自分専用のパソコンを自宅に用意してください。
・卒業論文の要件としては、字数が2万字であること以外にも、論文構成や文章表現の的確さなども含まれます。したがって、卒業論文を提出後も指摘コメントを踏まえて加筆修正する必要があります。提出後に加筆修正が完了していない場合は、卒業論文が完成したことにはならない(不合格になる)ので注意してください。
・中間報告の未発表、遅刻・早退・欠席、他のゼミ生に迷惑をかけてしまうような受講態度は減点(もしくは不合格)になります。