シラバス照会 照会
2024年度
授業科目名 中小企業金融
担当者 林 幸治
開講時期 前期 単位 2
サブタイトル
中小企業を取り巻く金融・資金調達の実態を学びましょう。
科目の概要
 本講義では日本における中小企業を取り巻く金融環境や中小企業の資金調達手法についてその特徴を学びます。日本の企業の多くが中小企業であり、中小企業が事業を進展させるうえで資金は欠くことができません。そこで、中小企業はその資金をどのように調達しているのか、中小企業を取り巻く金融はどのようになっているのか、これらのことについて事例を挙げながら理解を深めていきます。なぜ中小企業専門の金融機関が必要になったのか、地域経済における中小企業の存在意義や金融機関との関係などを解説します。また、中小企業の資金調達先、調達手法、資金調達を促進させる仕組みなど、最新の話題を紹介しながら講義を行う予定です。
授業の進め方
 この授業では、中小企業の金融に関するテーマについてパワーポイントを用いた講義形式で解説していきます。
また、講義内容の理解および確認をするために、manabaを用いた小テストに取り組んでいただきます。
授業の到達目標
・日本の中小企業金融の特徴を理解する。
・直接金融、間接金融それぞれの特徴を理解する。
・地域や中小企業に特化した金融機関を理解する。
・信用補完制度を理解する。
・中小企業の新たな資金調達手法を理解する。
授業計画
【前 期】
1 本講義の進め方
2 中小企業とは何か
3 中小企業金融に関するマクロデータ-(Diffusion Index)
4 金融機関① メガバンク(都市銀行)
5 金融機関② 地方銀行・第二地方銀行
6 金融機関③ 信用金庫・信用協同組合
7 金融機関④ 政府系金融機関
8 信用補完制度
9 金融検査マニュアルと事業性評価
10 制度融資
11 中小企業のクラウドファンディング活用
12 ベンチャーキャピタルとEXIT戦略
13 ベンチャーキャピタルの現場-ベンチャーキャピタリストを招いて-
14 中小企業の社債(私募債)の活用
15 中小企業金融の総括

成績評価基準
・日本の中小企業金融の特徴を理解している。
・直接金融、間接金融それぞれの特徴を理解している。
・地域や中小企業に特化した金融機関を理解している。
・信用補完制度を理解している。
・中小企業の新たな資金調達手法を理解している。
定期試験
前期定期試験:あり
成績評価方法
・講義内容に関するmanabaを用いた小テストと前期定期試験にて評価します。
・評価は下記の割合で行います。
 (1)講義内容に関する小テスト 40%
 (2)前期定期試験           60%
 (1)と(2)の合計で評価します。
・前期定期試験を未受験の場合はE評価とします。
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
参考文献 植田浩史、桑原武志、本多哲夫、義永 忠一、関智宏、林幸治  中小企業・ベンチャー企業論  有斐閣 2014
 
準備学習(予習・復習)等
・新聞の経済面を熟読してください。特に授業内で学んだ中小企業金融に関するトピックスがないか注意して読むようにしましょう。
・官公庁が発表するデータに触れるようにしましょう。
・中小企業白書に目を通すようにしましょう。
受講における注意点
・教室内で私語は授業の妨げになりますので厳禁します。
・理由なき遅刻や途中退室は厳禁します。なお、20分以上の遅刻は原則認めません。
・manabaシステムを活用して小テストに取り組んでもらいますので、スマホ等通信環境を整えておいてください。
・小テストの解答を提出できる期間が決まっているので、解答忘れや提出忘れがないよう取り組んでください。