シラバス照会 照会
2024年度
授業科目名 流通情報システム論
担当者 岡田 孝浩
開講時期 前期 単位 2
サブタイトル
流通における情報の重要性について学ぶ
科目の概要
みなさんは,何枚の「ポイントカード」を持っていますか? 私たちが,コンビニエンス・ストアやスーパーマーケットで買物をした情報(購入履歴)は,どのように活用されているのか?など,私たちの生活シーンの身近なところで,様々な情報が飛び交っています。今日では「キャッシュレス決済」「サブスクリプション(subscription)」なども新たな仕組みとして消費者に支持されてきています。そこで、実際の流通において,情報がどのように活用されているかについて「流通情報システム」の視点から学んでいきましょう。
授業の進め方
本講義では,第1~3回までは,流通情報システムを検討する上で,基礎となる流通の概念を検討します。第4~9回では,「いつ,どこで,何が売れているのか?」を把握する「POS」や卸小売間で用いられる「EDI」「EOS」や「電子商取引」など,流通情報について検討します。第10~14回は,マーケティングと情報システムの関係として,生産・物流・販売を管理する仕組みを検討します。第15回は,講義総括の予定です。
授業の到達目標
1.流通における情報の役割や重要性に関する基本的な知識を習得し説明ができる。
2.日常のシーンにあるPOSシステム,顧客管理システムなどの流通情報システムの仕組みを習得し説明ができる。
3.スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど,身近な視点から流通情報システムの考察をすることができる。
授業計画
【前 期】
1 流通における情報の役割 (講義ガイダンスも含む)・・・流通情報システムって何? 
2 流通の役割(1)… 流通について
3 流通の役割(2)… 流通構造について
4 POSシステム(Point Of Sales system)… 販売時点情報管理の仕組み
5 JANコード,QRコード,ICタグの仕組み … よく見かけるけど、どんな機能なの?
6 EDI(電子データ交換),EOS(電子発注システム)について
7 eコマース(EC:Electronic Commerce)  電子商取引とは? サブスクリプション
8 eコマース(EC:Electronic Commerce)  決済方法やキャッシュレス決済化につい
9 流通情報システムと物流 
10 流通情報システムとマーケティング 
11 流通情報システムと製品開発
12 SCM (Supply Chain Management) …サプライチェーンマネジメントって何? 
13 CRM (Customer Relationship Management)… 顧客管理システム
14 オムニチャネル (omni-channel retailing)… オムニチャネル戦略って何?
15 講義の総括 (前期定期試験対策も含む)

※詳細は第1回の際に、改めて授業計画について詳しく説明します。
※各授業の最初に、前回の授業「おさらい(復習)」を行います。
※「S-Navi」「manaba」を用いて、情報の発信と共有を行います。 
※以上のスケジュールは、授業の進度によって変更になる場合があります。

◎「これまでに習得された基礎」と「他の専門科目」と関連性が深い科目です。
 このことから「流通・情報」分野の基礎整理に加えて、新たに応用を学ぶ
 授業構成で進めます。
 
◎重要な「用語」や「POINT」は、授業内でお伝えします。
 解らなかった部分は、そのままにしないで、気軽に遠慮なく質問してください。
成績評価基準
①流通情報システム,流通について理解ができている。 
②流通情報システムに基本となる用語や知識について,理解,習得ができている。 
③インターネット,新聞,雑誌など,現代の流通に関する日々の出来事(ニュースなど)について,流通情報システムの視点から自身なりの意見を述べることができる。
定期試験
前期定期試験:あり
成績評価方法
成績は前期定期試験と提出物(おさらいPractice!)によって評価します。
①前期定期試験:70%
「流通・情報・システム」の基本的な用語や仕組みについて理解ができているかを確認する。
②提出物(復習の取組み):30%
 講義内容の重要項目について、理解や習得ができているのかを確認する。
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
参考文献 阿部真也,江上哲,吉村純一,大野哲明 インターネットは流通と社会をどう変えたか 中央経済社 2016
参考文献 流通経済研究所 店頭マーケティングのためのPOS・ID-POSデータ分析 日本経済新聞出版社 2016
参考文献 幡鎌博 eビジネスの教科書 創成社 2016
参考文献 小林哲,南知恵子 流通・営業戦略 有斐閣アルマ 2004
参考文献 宮下 淳, 箸本 健二 流通ビジネスモデル―経営革新と情報システム 中央経済社 2002
※その他の参考文献は、授業内でも紹介します。


■≪授業の進め方についての補足≫・・・・・・・・・・・・

本講義では,「流通」・「情報」・「システム」の視点から、流通において情報の重要性,情報の流れが
企業にどのような影響を与えるのかについて学びます。
流通において情報の重要性,情報の流れが企業にどのような影響を与えるのかについて学びます。
まず初めに,第1回~第3回までは,流通情報システムを検討する上で,基礎となる流通の概念を検討します。
次に,第4回~第9回では,「いつ,どこで,何が売れているのか?」を把握する「POSシステム」や卸小売間で
用いられる「EDI」「EOS」や「電子商取引」など,流通情報について検討します。そして,第10回~第14回は,
マーケティングと情報システムの関係として,企業の製品開発,マーケティングリサーチを補完するシステム
の仕組み,生産・物流・販売を一括して管理するシステムの仕組みなど,各トピックスを取り上げて検討を
します。第15回は,講義の総括の予定です。講義は,基礎的な内容の理解に重点をおいています。

※流通情報システムの理解を深めるために,必要に応じて,映像資料なども視聴する予定です。
※詳細は、第1回の講義ガイダンスの際にお伝えします。



■≪授業に用いるテキストなどに関して≫・・・・・・・・・・

●授業は,講義時に配布する「プリント」と「資料」に基づいて講義を行います。
 ※各資料は、Aサイズの用紙(A4サイズ・A3サイズ)を基本とします。
●POINTの整理や必要に応じて「映像資料」も視聴することで理解を深めます。
 「予習」は、できる範囲で次回の講義内容を調べておいてください。
 「復習」に重点をおいてください。授業内で説明した用語を中心に、その意味を理解しておいてください。
●POINTの整理や必要に応じて、適宜「映像資料」も視聴することで理解を深めます。復習に活用してください。
●特に、重要な「用語」や「POINT」は、授業内でお伝えます。

※解らなかった部分は、そのままにしないで、気軽に遠慮なく質問してください。 


■≪授業の情報発信・メディア視聴について≫・・・・・・・・・・・・

授業の情報発信は、「manaba」を用います。  
     
①manaba  
  授業内容や情報発信(資料などの掲載含む)
  提出物(「おさらいPractice!」や「レポート」などの課題)。
  質問の受付とお返事、情報の共有など。
  アンケートなどの受付。     

②動画(コンテンツ)視聴 
  授業の「POINT!」を整理。
  適時、資料映像などを用いて理解を深めます。

※詳細については、第1回講義ガイダンスの際に具体的に説明します。



■≪成績評価「D」と「E」評価基準について≫・・・・・・・・・・・・

●『D評価』
上記の「成績評価方法」が基になります。
①前期定期試験:(70%)…流通、商業学の基本的な用語、仕組みについて理解ができているかを確認。
②提出物(復習の取組み:(30%)…講義内容の重要項目について、理解や習得の確認。

上記①+②の合算により、成績評価とします。成績評価は、公正公平な基準や方法を基に行います。
その上で、習得が達していないと判断した場合は「D評価」になります。


●『E評価』
何らかの事由により、成績評価ができない場合ない際は「E評価」になります。
1)やむを得ない事情により、長期的な休養・休暇・休学が必要な状況になられた場合。
2)その他の事情で、成績評価が困難になった場合など。

※詳細については、第1回「講義ガイダンス」の際に説明します。



■≪授業担当教員」からひと言≫・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは,担当教員の岡田孝浩です。

流通情報システム論は,「流通」・「情報」・「システム」の各視点から
重要な項目に焦点をあて整理して習得をしていく予定です。みなさんの
買物シーンにある身近な学問でもありますので、楽しく学んでいきましょう!


※解らなかった部分は、そのままにしないで、気軽に遠慮なく質問してください。
準備学習(予習・復習)等

●基本的に講義時に配布する資料に基づいて講義を行います。
【対面授業の場合】は、授業後に資料を「manaba」をUPします。復習に活用してください。
【オンライン授業の場合】は、各回の授業前に「manaba」に授業資料をUPします。
●「予習」は、できる範囲で次回の講義内容を調べておいてください。
 「復習」に重点をおいてください。授業内で説明した用語を中心に、その意味を理解しておいてください。
●必要に応じて「映像資料」も視聴しますので、
●重要な「用語」や「POINT」は、授業内でお伝えます。
●授業内で、質問を適宜受付ます。受講者のみなさんの疑問や要望の把握に努めます。
受講における注意点
●授業内の質問や疑問、要望の把握は、必要に応じて適宜「配布」及び「manaba」を用いて行います。
  情報共有を行うことで、より良い授業に努めます。
●講義後には「おさらいPractice!」を行いまうので、復習に活用をしてください。
●講義中の私語は厳禁です!
●各配布資料は、Aサイズの用紙(A4サイズ・A3サイズ)を基本としています。
 ファイルなどで、管理をしておいてください。

※詳細に関しては、授業内で説明します。