2013年度
授業科目名 | [情報]コンピュータ構成論Ⅰ | ||
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担当者 | 高橋 美貴 | ||
開講時期 | 前期 | 単位 | 2 |
サブタイトル | ||||||||||||||||||||
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コンピュータシステムのハードウェア構成と仕組み | ||||||||||||||||||||
ひとことガイド | ||||||||||||||||||||
コンピュータシステム、特にパソコンのハードウェアの構成と仕組みについて学びます。パソコンのカタログに載っている「仕様」を読んだことがありますか?そして、そこに書いてあることが何を意味しているかわかりますか?この授業は、仕様書に書いてある内容などがちゃんと理解できる程度の知識を身につけます。 | ||||||||||||||||||||
授業の概要 | ||||||||||||||||||||
パソコンなどが身近な道具として我々の生活に浸透してきているだけではなく、コンピュータやネットワークが社会のあらゆる分野で利用され、社会基盤(インフラストラクチャ)として我々の生活を支えていることも事実である。そして、電子商取引に代表されるように新しい応用分野がどんどん開発されている。また、個人利用の面では電子メールなどコミュニケーションツールとしての活用が急速に広まってきている。このように、情報技術はますます発達し、システムはさらに複雑化してきており、利用範囲も拡大してきている。このような中で、我々はしっかりとその本質を理解していくことが重要である。単にパソコンが「使える」というだけでなく、コンピュータやネットワークの仕組みや原理をきちんと理解した上で活用していくことが、ますます重要になってきているのである。
本講では、1年および2年で学んだ知識をさらに深めるため、コンピュータを中心とする情報システム技術についてその原理と仕組みをハードウェア技術を中心に総合的に学んでいく。また、最近のパソコンを中心とする技術動向についても解説していく。 なお、この授業は、「情報処理概論」・「情報とコンピュータ」で学ぶ程度の知識を前提としており、やや高度な内容となるので、その点を十分理解しておくこと。 |
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授業の到達目標 | ||||||||||||||||||||
① コンピュータとデジタル表現について理解する。
② コンピュータのハードウェア構成について理解する。 ③ ハードウェアを構成する各装置の役割と機能そして代表的な機器について理解する。 ④ コンピュータの動作原理やデジタル回路の基本的仕組みについて理解する。 |
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授業計画 | ||||||||||||||||||||
【前 期】
1 コンピュータ構成論とは 2 情報処理とコンピュータ 3 情報処理システムの概要 4 ハードウェアシステムの基礎―基本構成 5 数体系とコード~データ表現(1) 6 数値データの表現~データ表現(2) 7 文字・その他のデータ表現~データ表現(3) 8 コンピュータを構成する基本要素―論理演算と論理回路 9 制御機能と演算機能―命令の表現とCPUの動作 10 主記憶装置・処理の高速化技術 11 入出力制御と入出力インターフェイス 12 補助記憶装置と入出力装置 13 コンピュータネットワーク 14 パソコンの代表的アーキテクチャ 15 最近の動向と総括 |
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成績評価基準 | ||||||||||||||||||||
① コンピュータとデジタル表現について、2進数表現と2進数によるデータ表現が理解できているか。
② コンピュータのハードウェア構成について理解し、システムおよび構成要素について役割や機能および代表的な機器の説明ができるか。 ③ コンピュータの動作原理について理解しているか。 |
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成績評価方法 | ||||||||||||||||||||
① 期末試験(90%):コンピュータにおけるデータ表現とハードウエアについて理解しているかを確認する。
② 授業中の演習・宿題・出席状況(10%):毎回出席し、授業にまじめに取り組んでいたかを評価する。 |
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教材 | ||||||||||||||||||||
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学習上の留意点 | ||||||||||||||||||||
やや高度な内容を含むので、毎回の授業内容を十分復習しておくこと。また、参考書などを参考にノートをまとめなおすなどしておくとよい。
また、パソコンなどの新製品情報などに日ごろから関心を持っておくとより理解が深まる。 前提知識として、情報処理概論程度の知識を持っていること。 |
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授業準備 | ||||||||||||||||||||
計算を行う場合があるので電卓を持参するとよい。
配付プリントをとじておくファイルフォルダなど。 |