シラバス照会 照会
2013年度
授業科目名 OBPアントレプレナー論
担当者 古沢 昌之
開講時期 前期 単位 2
サブタイトル
起業に関する知識・スキルと企画力・コミュニケーション能力の養成
ひとことガイド
起業家やベンチャービジネス、さらには起業に必要な企画力・コミュニケーション能力について、演習も交えながら、理論的・実践的に学修する。
授業の概要
「グローバル競争の激化」や「国内市場の成熟化」により、日本経済は依然として厳しい状況下にある。
こうした中、わが国においては、経済社会に新たな息吹をもたらすものとして、「ベンチャー企業」の創出や「起業家精神」にあふれる人材の育成に対する要請が高まっている。本講義では、「起業」を支える仕組みと諸概念について理解を深めるとともに、「起業家・ベンチャー企業の事例研究」「企画書作成演習」を通して企画力やコミュニケーション能力の育成を図る。
授業の到達目標
・起業に関する知識を身につける。
・企画力やコミュニケーション能力向上のための方法論を修得する。
授業計画
【前  期】

1 本講義の意義
2 「起業」が求められる背景と「起業」の状況
3 「起業」を支える仕組みと諸概念①
  (IPO、ベンチャー・キャピタル、エンジェルなど)
4 「起業」を支える仕組みと諸概念②
  (インキュベーター、ストックオプション、TLOなど)
5 「起業家」「ベンチャービジネス」の事例研究①
    (事例紹介とグループ討議)
6 「起業家」「ベンチャービジネス」の事例研究②
  (各班発表と事例研究からのインプリケーション)
7 企画力と論理的思考力(企画書作成の基礎)
8 事業企画とマーケティング戦略策定の基礎①
  (経営理念の重要性と経営戦略)
9 事業企画とマーケティング戦略策定の基礎②
  (マーケティングミクス戦略)
10 事業企画のチェックポイント①
  (企画事例とグループ討議)
11 事業企画のチェックポイント②
  (各班発表と企画事例からのインプリケーション)
12 「事業企画書」作成とプレゼンテーション演習①
  (プレゼンテーションのポイント)
13 「事業企画書」作成とプレゼンテーション演習②
    (事業企画書の作成)
14 「事業企画書」作成とプレゼンテーション演習③
  (事業企画書の発表)
15 全体総括
成績評価基準
・起業に関する理論や諸概念を理解しているか。
・授業に出席するとともに、積極的な意見発表や意欲的な態度が見られるか。
・企画力やコミュニケーション能力向上のための方法論を身につけているか。
成績評価方法
・授業への出席状況と積極的な意見発表や意欲的な態度(50%)
・事業企画書の質とプレゼンテーション(50%)
教材

種別 著者 書名 出版社 出版年
テキスト 佐々木保幸・南方建明・古沢昌之・酒井理 大学生のためのアントレプレナーシップ入門 大阪商業大学 2007
参考文献 金井一賴他編 ベンチャー企業経営論 有斐閣 2002
参考文献 松田修一 ベンチャー企業 日本経済新聞社 1998
講義中にレジュメを配布する。また、内容理解を助けるべくビデオ教材も使用する。
学習上の留意点
・授業に際しては、テキストの該当箇所を事前に読んでおくこと。
・双方向の進行を心がけるので、学生諸君の積極的な参画を期待する。私語厳禁。
授業準備