2013年度
授業科目名 | 公共経済学 | ||
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担当者 | 原田 禎夫 | ||
開講時期 | 通年 | 単位 | 4 |
サブタイトル | |||||||||||||||
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政府サービスを考える | |||||||||||||||
ひとことガイド | |||||||||||||||
電気、ガス、水道、電話、身近な公共サービスは、実は政府の経済活動と大きな関係があります。政府が経済社会で果たす役割とは何か、一緒に考えてみましょう。 | |||||||||||||||
授業の概要 | |||||||||||||||
私たちの身近に多くの財政問題、たとえば電力の自由化などの規制緩和、税制改革、年金財政問題、介護保険制度、医療保険制度、国債の維持可能性などがあります。少子高齢社会の到来を迎え、山積するこのような財政問題の解決は急務となっています。しかし、財政問題の本質を理解することは容易ではありません。このような、財政問題を理解するためには、公共経済学的観点からの基礎的考えを踏まえて捉える必要があります。公共経済学ではこれらの財政問題を正しく理解した上で、国民の生活水準を引き上げるためにはどのような財政システムが望ましいかを考える基本的な視点について学ぶことを目的としています。 | |||||||||||||||
授業の到達目標 | |||||||||||||||
税や年金、環境問題や社会福祉はどうあるべきか?政府はこうした問題にどうかかわるべきなのかについて、経済学の立場から考えます。 | |||||||||||||||
授業計画 | |||||||||||||||
【前 期】
1 公共経済学とは 2 公共部門の概略 3 日本の財政 4 国民と政党政治 5 厚生経済学の命題[1]部分均衡分析 6 厚生経済学の命題[2]一般均衡分析 7 公共財とは何か 8 公共財の最適供給と政策 9 自然独占の定義と問題点 10 自然独占と政策 11 外部性とは何か 12 外部性と政策 13 情報の非対称性 14 不確実性 15 総括 【後 期】 1 環境問題とは 2 コモンズとソーシャルキャピタル 3 環境問題と政策 4 税:租税分析 5 税の帰着分析 6 わが国の財政の現状 7 国債発行の問題点 8 最適課税論 9 年金とは 10 年金財政の現状と課題 11 公的医療保険制度 12 介護保険制度 13 児童・家族政策 14 公共事業と公共料金 15 総括 |
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成績評価基準 | |||||||||||||||
公共経済学の基本的な知識を習得しているかどうか、により成績を評価します。毎回の講義では、到達度の確認のため、小テストをおこないますので、必ず復習をしてきてください。 | |||||||||||||||
成績評価方法 | |||||||||||||||
小テスト(30%)+各期末テスト(70%) | |||||||||||||||
教材 | |||||||||||||||
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学習上の留意点 | |||||||||||||||
本講義は、ミクロ経済学の基礎的知識を前提として行なわれるので、ミクロ経済学を習得していることが望ましい。
公共経済学の基本的な点を学ぶ講義として、身近な話題をもとに幅広く知識を修得できるようにわかりやすく説明したいと思いますので、事前にテキストをよく読み、わからない点については気楽に質問してください。 |
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授業準備 | |||||||||||||||