2013年度
授業科目名 | 自治体マネジメント論 | ||
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担当者 | 宇都 弘道 | ||
開講時期 | 後期 | 単位 | 2 |
サブタイトル | ||||||||||
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住民と地方行政(役所)の協働による「新しい公共」のあり方を研究する。 | ||||||||||
ひとことガイド | ||||||||||
国全体を活性化するにはまず地方が活性化しなければならない。地方分権が叫ばれて久しいが、地方が財政的にも経済的にも自立して、国全体の活性化に寄与するには、まだまだ多くの改革が必要となる。多くの事例を研究して、官民が協働する望ましい自治体経営を探る。 | ||||||||||
授業の概要 | ||||||||||
わが国の足腰となり地域を支える地方自治体は、今多くの難題に直面しています。住民と直に接して様々な公共サービスを提供してきた地方自治体は、今後はこれまで以上の住民との協働を必要としています。自治体の仕組みと業務などを分かりやすく説明し、自治体行政が担っている「公共」について理解を深めて貰います。その後で、地域を活性化するためには自分たち住民はどうすべきかを一緒に考えて行きたいと考えています。もちろん、行政体としての自治体は、企業との本質的な差異や法制上の制約がありますが、これらを勘案しながら、どのようにして効率的で有効性の高い自治体経営を行うかを本講座で追求します。実学を何よりも尊ぶ本学の精神に沿って、出来るだけ事例研究を中心に、受講者の皆さんと一緒に考えて行く講義にしたいと考えています。 | ||||||||||
授業の到達目標 | ||||||||||
まず、自治体について基本的な知識を得る。次に、自治体が抱える課題について理解する。その後、官民協働してどのような地域社会を構築していけばよいかを自分なりに考える「総合的問題解決力」を訓練し、その力を伸ばす。 | ||||||||||
授業計画 | ||||||||||
【後 期】
1 自治体とは何か…自治体と企業との本質的な差異 2 自治体の役割 3 自治体経営の課題 4 自治体改革の現状と今後 5 ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)とは 6 NPMによる自治体経営改革の現状と課題 7 自治体のガバナンス(組織の統治・運営)の改革 8 自治体の財政危機と財政改善への取組み 9 自治体運営の効率化と公共サービスの有効性の向上 10 自治体経営評価の意義 11 自治体の広域的行政運営…広域連合など 12 コミュニティの再生と自治体の役割 13 自治体と民間(住民・市民団体・企業など)との協働社会の構築 14 地域活性化への自治体の取り組み…事例研究 15 自治マネジメントについての総括 |
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成績評価基準 | ||||||||||
①自治体を含め、わが国の行政体制を理解しているか。
②わが国の行政、特に地方政府がどのような問題点と課題を抱えているかの理解度。 ③望ましい官民協働社会とはどのようなものかのイメージを持てているか。 ④受講態度および出席回数。 |
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成績評価方法 | ||||||||||
①期末筆記試験 (80%)
②受講態度および出席回数(20%) |
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教材 | ||||||||||
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学習上の留意点 | ||||||||||
実社会の様々な事件・事象を注意深く観察し、その原因と今後の展開を考察する姿勢を身につけて下さい。きっと「なるほどそうか!」と新しい発見に胸おどる時があります。それが社会科学を学ぶ第一歩となります。
「シラバス」と「資料」に目を通して授業に臨んでください。きっと新しい興味が湧いてくると思います。 |
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授業準備 | ||||||||||