2013年度
授業科目名 | 国際開発論 | ||
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担当者 | 水田 正史 | ||
開講時期 | 通年 | 単位 | 4 |
サブタイトル | ||||||||||
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近代イランの開発と金融 | ||||||||||
ひとことガイド | ||||||||||
イランという「後進国」の「開発」はいかなるものであったか、経済的に考えてまいりましょう。 | ||||||||||
授業の概要 | ||||||||||
この講義は、金融を軸にイランの近代を世界的視野から考察していくことにより、「開発」の本質を明らかにすることを目的とするものです。この問題についての最先端の研究成果を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。 | ||||||||||
授業の到達目標 | ||||||||||
「開発」の問題の歴史的展開をイランを例に経済学的に説明できるようになること。 | ||||||||||
授業計画 | ||||||||||
【前 期】
1 西洋の衝撃としてのイギリス・イラン間貿易 2 西洋の衝撃/貨幣不足/外国銀行 3 19世紀後半のイランと開発 4 イギリス系海外銀行とイラン 5 割引貸付銀行の設立 6 ロシア政府の介入 7 大規模借款供与 8 「資本主義的征服」 9 ロシアの対外経済浸透一般とイラン 10 モスクワ国際商業銀行とイラン 11 19世紀末のイラン経済 12 イランの在地企業家層とは 13 在地企業家層の生成 14 イラン商品公共会社 15 サッスーンとイラン 【後 期】 1 香港上海銀行とイラン 2 在地企業と外国銀行 3 植民地銀行の協調と対立 4 経営史的・金融史的研究に向けて 5 立憲革命と商人 6 第1次国民議会 7 国民銀行設立失敗の要因 8 英露協商 9 対イラン英露共同借款 10 ロンドン金融市場とイラン 11 ロンドン金融市場とロシア 12 反革命クーデター 13 緩衝国から「第2の緩衝圏」へ 14 国家主導の対外経済浸透 15 債権者たちの領土請求と英露協調 |
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成績評価基準 | ||||||||||
「開発」の多義性をきちんと理解しているか。近代イラン史の概要を理解できているか。 | ||||||||||
成績評価方法 | ||||||||||
出席 30パーセント
学年末試験 70パーセント |
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教材 | ||||||||||
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学習上の留意点 | ||||||||||
受講態度の悪い者には退出を命ずることがある。
毎回、教科書の予習・復習を欠かさないこと。 毎日、新聞の経済面や国際面を読み、その内容を理解すること。 |
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授業準備 | ||||||||||
テキストは必ず入手しておいてください。 |